旅館の事業再生支援に

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本日は、ミラサポの要請を受けバンクミーティングが行われる旅館に同行してきました。

事業再生とは、企業が倒産状態に陥った場合に、債務の部分的な免除や返済を繰り延べして、収益力や競争力のある事業を再構築すること。再建の見込みがある場合、再建計画を立てて事業の再生を行い、従業員の雇用維持や事業継続を目的とします。

ただし、再建の見込みがあくまでもあること。このことから、事業そのものに再建するだけの力があるのか。いわゆる、宿泊者を増やし売上を向上させ事業そのものが継続していけるかが問われるものです。

旅館の経営状態をみて、当社としてご提案したのは「資金繰りを含める財務管理の徹底」をまず最優先の事項に上げました。

旅館業は昔から「どんぶり勘定」という言葉が付いて回ります。こちらの宿は、売上も当然上げていく必要はあるものの、売上高を伸ばしても仕入高やランニングコストが自社で把握できていないこと、また目標設定がなされていないことから支出が収入を上回ってしまう結果になっていました。

詳しくいうと、実際には会計事務所さんが入っていますが、先月の結果データが手元に届き結果に対して分析をしているだけで、先の営業に対して戦略が持てていません。

これらを、旅館の「予約商売」という特性を生かし、コストを合わせて経営していく「目標設定」を施しました。

売上、コストカットのどちらかに気を取られがちですが、旅館業というビジネスモデルの特徴や武器を最大限にいかし両立さえできれば実は経営はシンプルです。このあたりを本日はご支援させていただきました。

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