2020年のオリンピック目指して、国(経済産業省)が総力を挙げて取り組んでいるキャッシュレス。
10 年後(2027 年)までには、キャッシュレス決済の割合を全体の決済のうち40%を目指しているようですね。
さらにキャッシュレス化がどんどん加速しています。
宿泊業界としては正直、困惑するところではあります。確かに決済方法を多様化したほうがお客さんは集まりやすいのかもしれません。ですが、まだ「現金商売」という概念が残っている施設も多く、食材仕入先も現金で取引をしているところがまだ多く見受けられます。特に、昔からの地元業者さんとの取引の場合はそうせざるを得ない現況ですもありますよね。
売上は上がった!でも、手元に現金がまだ入らない・・・。
こんな時代はついそこまでやってきています。
これからの時代に備え、以下の点を見直しましょう。
・決済端末
多くの施設で導入されているこれまでの決済端末は早くて一ヶ月後に着金するタイプが多いと思います。この入金サイクルを少しでも早く解消できる端末に切り替えるのも策です。若干の手数料が高く付きますが、現金化が少しでも早くできることに比べたら問題ないと思われます。
おすすめは、Square(スクエア:https://squareup.com/i/C407598528)やCoiney(コイニー)です。
最短翌日や週1ペースで着金されます。
・「予約状況」と「資金繰り」が重要課題になってきます!
特に「買掛金」「売掛金」の入出金管理がキモになると思われますので、ご注意ください。“このくらいになるだろう”というドンブリ勘定は今の時代益々、計画を狂わせやすくなっていますので細かく管理していただければと思います。
・発注タイミング
コスト削減はもちろんのこと仕入の発注のタイミングもなるべく月末は避け、翌月に繰り越せるものはそのようにしましょう。
・予約の支払い方法の確認
直接電話などで予約を受付た場合は、精算方法についても確認を入れるようにしましょう。現金で支払われると思って見込んでいてもいざ現地でカード払いになってしまうこともあります。入り込み状況の際に、現金見込みも合わせてチェックしておくほうがよいでしょう。
コメント